個人的なビデオ編集のために、だいぶ以前に購入したPremiere Elementsのバージョン15を使用していたのですが、古いためにHEVCをサポートしていないなど、色々と使い勝手に問題が出てきました。そのため、ひさしぶりにPremiere Elements 2022にアップデートしました。
Premiere Elementsですが、2021あたりからGPUで一部のレンダリングができるようになっているようなのですが、サポートしているGPUはあまり多くありません。私が使っているXPS 15 (2020)についている1650Tiもサポート対象外でした。しかし調べたところ設定ファイルを書き換えると使えることがあるようなので試してみることにしました。
設定ファイルは
C:\ProgramData\Adobe\Premiere Elements\20.0\Online\Hw Acc Render\All_Lang\HW\Files\allowlisted_cards.txt
にあります。このテキストファイルに行を追加することでGPUが認識されるようです。XPS 15 (2020)の場合は
NVIDIA#NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti#
という行を追加しました。そうすることで以下のように1650Tiが認識されるようになります。
GPUが有効にできたので、実際に書き出しの時に速くなるのかどうかを測ってみました。
約17分44秒の長さの手持ちのプロジェクトを1080p、H.264の高画質で書き出してみたところ、かかった時間は以下のようになりました。
1650Ti有効 14:31
このプロジェクトでは素材を切り貼りしてトランジションと字幕を付けたぐらいであまりエフェクトなどは使っていません。それでも若干ではありますが速くなったので、効果はあると言えるのかもしれません。
公式にサポートされていないGPUが乗っているPCでPremiere Elementsをお使いの方は参考にしていただければ幸いです。
Comments
Post a Comment