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Showing posts from 2019

WSL2でUnixBenchを走らせてみた

Windows 10のInsider Preview Build 18917でWSL2が使えるようになりました。以前PixelbookのCrostiniのベンチマークのためにUnixBenchを走らせてWSLとの比較をしたのですが、WSL2だとだいぶ性能が上がっているようなのでこのままだと不公平です。そこでWSL2でもUnixBenchを走らせてみました。WSLおよびWSL2は7500UのRazer Blade Stealthで走らせています。 Pixelbook WSL WSL2 1 parallel copy of test Dhrystone 2 3008.3 3756.0 3631.9 Whetstone 676.3 652.0 613.8 Execl Throughput 549.3 99.7 1123.5 File Copy 1024 606.3 204.7 1706.1 File Copy 256 389.7 135.5 1128.8 File Copy 4096 1379.4 488.3 3599.1 Pipe Throughput 443.7 181.3 764.8 Pipe-based Context Switching 331.9 148.7 56.3 Process Creation 419.3 50.4 625.1 Shell Scripts (1 concurrent) 1603.9 N/A 2460.0 Shell Scripts (8 concurrent) 2498.7 N/A 4545.2 System Call Overhead 224.0 143.5 358.8 Index Score 722.4 N/A 1053.8 4 parallel copy of tests Dhrystone 2 5965.9 8579.0 9865.1 Whetstone 2179.4 2491.0 2298.1 Execl Throughput 1241.2 173.8 2869.7 File Copy 1024 528.6 368

Pixelbook買ってみた

2017年のモデルになりますが、Pixelbookの最上位のモデルが米アマゾンでだいぶ安くなっていたので買ってみました。 https://chromeunboxed.com/save-450-on-the-core-i7-pixelbook/ こちらの記事に載っているものほど安くはなかったですが、$1250ぐらいだったので定価より$400ほど安かったです。 なかなか薄くてかっこいいです。 Chrome OSだとAndroidアプリが動くのでKindleで読書もできますし、Crostiniという機能を使うとLinuxのアプリも使えますので開発環境としても活用できそうです。とりあえずIntelliJなどを入れてみました。 一台で何でもできるというのはなかなか便利です。 Pixelbookで気になるのは、最上位モデルのi7とは言ってもTDP4.5Wのi7-7Y75であるということです。MacBook 12インチやDELL XPS 13 2-in-1についているものと同クラスのCPUになります。長時間負荷をかけた場合、Uシリーズのファンがついているマシンと比べると性能が落ちることが予想されます。というわけで簡単にベンチマークを取ってみました。 まずはGoogle Octaneです。 レビューによると31000ぐらい出るとのことでしたが、私のマシンだとだいたい26000-27000ぐらいのようです。ちなみに私が普段使っている7500UのWindowsラップトップ(Razer Blade Stealth 2016年モデル)でもスコアは29000弱でしたので、このPixelbookが遅いというわけではなく、Chromeのアップデート等によってスコアが下がったのが原因ではないかと思われます。Chromeのバージョンは71です。 これだけ速ければ十分と思われるかもしれませんが、ページによってはスクロール等の重そうな処理が若干もたつくと感じることがあります。比較の問題であって十分にサクサクなのですが、軽量なChrome OSでi7だから爆速、というような期待をしているとそこまで速くはないと感じられるかもしれません。 次にUnixBenchです。このベンチマークはかなり長時間かかるので、負荷がかかって遅くなるかどうかを見ることがで