スキップしてメイン コンテンツに移動

HP Chromebook x2 11を買ってみた

価格コムで安くなっていたのでHPのChromebook x2 11を買ってみました。

数年前にPixelbookを購入し、しばらくは重宝して使っていましたが、環境の変化によりラップトップでビデオ編集やコーディングなどの作業をすることが増えたため、個人用、会社用ともに15〜16インチクラスのラップトップを使うようになり、Pixelbookの出番はだいぶ少なくなっていました。また、原因は不明ですがなぜか徐々に処理速度が落ちてきていて、Google Octaneでも25000前後のスコアしか出せなくなっていました。

他の方のレビューによるとx2 11でもGoogle Octaneのスコアは24000程度は出せるようですので、Web用途であればPixelbookとそれほど遜色なさそうです。タブレット本体だけならば600g以下ですので、Pixelbookと比べてもだいぶ軽く、モバイル用途には便利に思えました。

ということでいくつかベンチマークを走らせてみました。

Google Octaneは23736でした。これは他の方のベンチマークとだいたい同じでしょう。

メモリが8GBしかなく、OSも32ビットのため、このタブレットをコーディング用途に使うことはあまりなさそうですが、UnixBenchも走らせてみました。現在リリースされている5.1.3には若干問題があり、Snapdragon 7cなどのARMではマルチコアのベンチマークが行われないので一箇所パッチを当てる必要があります。GitHubのコードにはすでにパッチが当たっているようです。

https://github.com/kdlucas/byte-unixbench/commit/d9242458bacef0364074e28fb652fa90346d29df

このパッチを当ててベンチマークを実行してみたところ以下のようになりました。

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Fri Jun 03 2022 22:25:14 - 22:53:23
8 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables       37669376.0 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                     6613.2 MWIPS (9.9 s, 7 samples)
Execl Throughput                               3108.1 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        281408.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           76892.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        872853.5 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                              944213.9 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                  97249.3 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                                831.9 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                    897.0 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                    903.4 lpm   (60.0 s, 2 samples)
System Call Overhead                         623157.7 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   37669376.0   3227.9
Double-Precision Whetstone                       55.0       6613.2   1202.4
Execl Throughput                                 43.0       3108.1    722.8
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     281408.0    710.6
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      76892.0    464.6
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     872853.5   1504.9
Pipe Throughput                               12440.0     944213.9    759.0
Pipe-based Context Switching                   4000.0      97249.3    243.1
Process Creation                                126.0        831.9     66.0
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4        897.0    211.6
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0        903.4   1505.6
System Call Overhead                          15000.0     623157.7    415.4
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                         601.6

------------------------------------------------------------------------
Benchmark Run: Fri Jun 03 2022 22:53:23 - 23:21:49
8 CPUs in system; running 8 parallel copies of tests

Dhrystone 2 using register variables      143032030.2 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                    30448.1 MWIPS (9.6 s, 7 samples)
Execl Throughput                               8032.3 lps   (29.9 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks         98476.4 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks           25548.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks        347419.4 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                             3247618.7 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 568638.0 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                              14320.2 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                  15737.8 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                   2085.9 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                        2169453.3 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0  143032030.2  12256.4
Double-Precision Whetstone                       55.0      30448.1   5536.0
Execl Throughput                                 43.0       8032.3   1868.0
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0      98476.4    248.7
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0      25548.0    154.4
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0     347419.4    599.0
Pipe Throughput                               12440.0    3247618.7   2610.6
Pipe-based Context Switching                   4000.0     568638.0   1421.6
Process Creation                                126.0      14320.2   1136.5
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4      15737.8   3711.8
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0       2085.9   3476.5
System Call Overhead                          15000.0    2169453.3   1446.3
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                        1573.0

シングルで601.6、マルチで1573.0になりました。Pixelbookではシングル722、マルチ1191ぐらいでしたので、シングルの性能は思ったよりは出なかったものの、マルチではかつてのハイエンドのPixelbookをも上回る結果になりました。

キーボードをつけると重量が1kgを超えてしまうのでPixelbookとあまり変わらなくなってしまいますが、タブレットとしてだけ使うにはちょっともったいないぐらいの性能ですね(^_^;)。

コメント

このブログの人気の投稿

HP Chromebook x2 11用のUSキーボードを買ってみた

価格コムで安く売っていたので買ってしまったHP Chromebook x2 11ですが、軽くて性能もまあまあよいのでその後よく持ち歩いて使っています。分かっていたことですが、キーボードがJIS配列なのはやはり少し使いづらいなと思い始めました。デタッチャブルなのでキーボード単体で入手できれば交換できるはずです。しかし、HPのサイトなどを見てみても単品での扱いはなさそうでした。 色々と検索してみたところeBayで取り扱っているところを見つけました。 https://www.ebay.com/itm/144329929356 送料と輸入手数料を含めると約27000円... HHKBのような高級キーボードが買えてしまう値段です(^_^;)。しかし他に入手する方法もなさそうなのでこれを買ってみることにしました。 この出品者はeBayのGlobal Shipping Programというのものを使って海外に配送していて、一旦ケンタッキー州のeBayの拠点まで品物を配送してから日本に送ったようです。海外発送はeBayが面倒を見てくれるので安心感はありますが、配送には若干時間を要します。私の場合は発注から納品まで約2週間かかりました。 あちこち経由するので若干心配でしたが、何重にもしっかり梱包されており全く問題はありませんでした。 USキーボードですが、配列が異なる以外はJIS配列のキーボードと同じで、本体に装着すると普通に使うことができました。 バックスラッシュキーだけは若干小さくなってしまっていますが、その他の記号のキーは同じ大きさで、Enterや右シフトキーも普通に大きくなっています。x2 11のキーボードなのでヘナヘナしていて基本的にはそれほど打ちやすくはないのですが、JIS配列のに比べればやはりだいぶ打ちやすく感じます。 少し値段は張りますが、x2 11をキーボードで使う機会が多い人は購入してみてもいいかもしれません。

Pixel 3でTwitterやAmazonアプリがうまく動かない件について

最近Pixel 3を購入したのですが、Pixel 3だと自宅のWiFiでTwitterやAmazonアプリがうまく動かないことに気がつきました。具体的には、以下のように通信がうまくできていない感じのエラーが表示されます。 このようになるのはPixel 3だけで、手持ちの他のAndroid端末(Nexus 6P)やiPadだとうまく動きます。またPixel 3でも自宅のWiFiではなくてモバイルネットワークだとうまく動きます。 調べてみたところ、これはどうもAndroid Pieの問題のようです。 Netflix and other apps not working over home WIFI? https://forum.xda-developers.com/pixel-3-xl/help/netflix-apps-home-wifi-t3860103?fbclid=IwAR3mHrCzOABT-y2KQUoLrYJ3uubn9cTaSf5owJcYWZXBZncsXr48eKRrpZw 自宅ではTP-LinkのWiFiルータを使っていますが、調べてみたところデフォルトのMTUサイズは1480でした。フレッツ光の場合は1454にした方がよさそうです。これを変更したら無事に動くようになりました。

今さらながらCPUをRyzen 5900Xにアップグレードしてみた

自作PCを3700Xから5900Xにアップグレードしてみました。この記事を書いている時点でもうすでに2世代前のCPUではありますが、やはりRyzen 9はということもあり、特にマルチコアでは私の用途では十分速いです。 VRM等のCPU以外の冷却が少し心配ではありますが、CPUクーラーもAIOのものに変えてみました。240mmですが、マルチコアの負荷がかかるような状態でもCPU温度は80度を超えるようなことはなく、今のところ安定して動いています。Ryzen 9とは言ってもPPTは142Wであり、昨今のハイエンドよりはだいぶ扱いやすいような気がします。 さて、3700Xと比べると速くはなったのですが、コア数が増えた分、消費電力も大きくなっています。しばらく前からLinuxで使えるようになったamd-pstateがUbuntu 22.04でも使えるようなので、この設定を試してみることにしました。 Ubuntu 22.04の場合、/etc/default/grubを編集して GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash amd_pstate=guided " のようにamd_pstate=のオプションを追加し、update-grubコマンドを実行後、再起動します。私の環境では、アイドル状態のコアのクロックが500MHz程度とかなり低くなりました。 $ cat /proc/cpuinfo | grep -i mhz などとすると全コアの状態を見ることができます。