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Showing posts from 2022

XPS 15 (2020)にSN770を増設してみた

XPS 15にはM.2スロットが2つあり、自分でSSDを増設できるのが利点です。私も今までサムソンの860 EVOの1TBのドライブをつけていましたが、もう少し容量を増やしたかったのでWDのSN770の2TBのに換装してみました。 ちなみにXPS 15 (2020)はPCIe3.0までしかサポートしていません。SN770はPCIe4.0、860 EVOはSATAなので、いずれの組み合わせでも本来の性能を発揮できていないことになります(^_^;)。SN770の2TBは1200TBWとそこそこ耐久性もあるので、いずれPCIe4.0をサポートしたPCに買い替えたときにもまだ使えるのではないかと考えました。 そうなると気になるのかSN770をPCIe3.0に接続したときにどれぐらい性能が出るのかということです。ということで換装してベンチマークを走らせてみました。 まずSSDの換装ですが、XPS 15の裏蓋を開けてM.2スロットにSSDを挿すだけです。しかし裏蓋を開けるのが若干面倒で、プラスチックスクライブのような細い工具をすきまに差し込んでこじ開ける必要があります。私はこちらで購入したものを使っていますが、ツール自体が柔らかくて本体に傷がつきにくくよいように思いました。 Loveril 携帯電話修理ツール スパッジャー10本組 https://www.amazon.co.jp/dp/B0789F5XJZ 無事に蓋が開いたらあとは挿し替えるだけとなります。 ということでCrystalDiskMarkで簡単にベンチマークを取ってみました。 比較のため、以下はもともとXPS 15についていたSN730のベンチマークです。 シーケンシャル、ランダムのリード、ライトいずれの項目でもメインのドライブであるPCIe3.0接続のSN730に比べれば若干速いということで、本来の性能は発揮できていませんが、PCIe3.0の限界までは性能が出ているように思えます。なお、本来より遅く動作しているとは言ってもベンチマーク中は65℃ぐらいまで温度が上がっていました。私は何もつけずに換装してしまいましたが、心配な方はサーマルパッド等をつけるなりした方がよいかもしれません。

HP Chromebook x2 11用のUSキーボードを買ってみた

価格コムで安く売っていたので買ってしまったHP Chromebook x2 11ですが、軽くて性能もまあまあよいのでその後よく持ち歩いて使っています。分かっていたことですが、キーボードがJIS配列なのはやはり少し使いづらいなと思い始めました。デタッチャブルなのでキーボード単体で入手できれば交換できるはずです。しかし、HPのサイトなどを見てみても単品での扱いはなさそうでした。 色々と検索してみたところeBayで取り扱っているところを見つけました。 https://www.ebay.com/itm/144329929356 送料と輸入手数料を含めると約27000円... HHKBのような高級キーボードが買えてしまう値段です(^_^;)。しかし他に入手する方法もなさそうなのでこれを買ってみることにしました。 この出品者はeBayのGlobal Shipping Programというのものを使って海外に配送していて、一旦ケンタッキー州のeBayの拠点まで品物を配送してから日本に送ったようです。海外発送はeBayが面倒を見てくれるので安心感はありますが、配送には若干時間を要します。私の場合は発注から納品まで約2週間かかりました。 あちこち経由するので若干心配でしたが、何重にもしっかり梱包されており全く問題はありませんでした。 USキーボードですが、配列が異なる以外はJIS配列のキーボードと同じで、本体に装着すると普通に使うことができました。 バックスラッシュキーだけは若干小さくなってしまっていますが、その他の記号のキーは同じ大きさで、Enterや右シフトキーも普通に大きくなっています。x2 11のキーボードなのでヘナヘナしていて基本的にはそれほど打ちやすくはないのですが、JIS配列のに比べればやはりだいぶ打ちやすく感じます。 少し値段は張りますが、x2 11をキーボードで使う機会が多い人は購入してみてもいいかもしれません。

HP Chromebook x2 11を買ってみた

価格コムで安くなっていたのでHPのChromebook x2 11を買ってみました。 数年前にPixelbookを購入し、しばらくは重宝して使っていましたが、環境の変化によりラップトップでビデオ編集やコーディングなどの作業をすることが増えたため、個人用、会社用ともに15〜16インチクラスのラップトップを使うようになり、Pixelbookの出番はだいぶ少なくなっていました。また、原因は不明ですがなぜか徐々に処理速度が落ちてきていて、Google Octaneでも25000前後のスコアしか出せなくなっていました。 他の方のレビューによるとx2 11でもGoogle Octaneのスコアは24000程度は出せるようですので、Web用途であればPixelbookとそれほど遜色なさそうです。タブレット本体だけならば600g以下ですので、Pixelbookと比べてもだいぶ軽く、モバイル用途には便利に思えました。 ということでいくつかベンチマークを走らせてみました。 Google Octaneは23736でした。これは他の方のベンチマークとだいたい同じでしょう。 メモリが8GBしかなく、OSも32ビットのため、このタブレットをコーディング用途に使うことはあまりなさそうですが、UnixBenchも走らせてみました。現在リリースされている5.1.3には若干問題があり、Snapdragon 7cなどのARMではマルチコアのベンチマークが行われないので一箇所パッチを当てる必要があります。GitHubのコードにはすでにパッチが当たっているようです。 https://github.com/kdlucas/byte-unixbench/commit/d9242458bacef0364074e28fb652fa90346d29df このパッチを当ててベンチマークを実行してみたところ以下のようになりました。 ------------------------------------------------------------------------ Benchmark Run: Fri Jun 03 2022 22:25:14 - 22:53:23 8 CPUs in system; running 1 parallel copy of tests

XPS 15 (2020)でPremiere Elements 2022のGPUレンダリングを使ってみた

個人的なビデオ編集のために、だいぶ以前に購入したPremiere Elementsのバージョン15を使用していたのですが、古いためにHEVCをサポートしていないなど、色々と使い勝手に問題が出てきました。そのため、ひさしぶりにPremiere Elements 2022にアップデートしました。 Premiere Elementsですが、2021あたりからGPUで一部のレンダリングができるようになっているようなのですが、サポートしているGPUはあまり多くありません。私が使っているXPS 15 (2020)についている1650Tiもサポート対象外でした。しかし調べたところ設定ファイルを書き換えると使えることがあるようなので試してみることにしました。 設定ファイルは C:\ProgramData\Adobe\Premiere Elements\20.0\Online\Hw Acc Render\All_Lang\HW\Files\allowlisted_cards.txt にあります。このテキストファイルに行を追加することでGPUが認識されるようです。XPS 15 (2020)の場合は NVIDIA#NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti# という行を追加しました。そうすることで以下のように1650Tiが認識されるようになります。 GPUが有効にできたので、実際に書き出しの時に速くなるのかどうかを測ってみました。 約17分44秒の長さの手持ちのプロジェクトを1080p、H.264の高画質で書き出してみたところ、かかった時間は以下のようになりました。 1650Ti無効 15:39 1650Ti有効 14:31 このプロジェクトでは素材を切り貼りしてトランジションと字幕を付けたぐらいであまりエフェクトなどは使っていません。それでも若干ではありますが速くなったので、効果はあると言えるのかもしれません。 公式にサポートされていないGPUが乗っているPCでPremiere Elementsをお使いの方は参考にしていただければ幸いです。